「水遊び」が心地よい季節になってきました。
弁天こども園の園庭の真ん中には大きな組の人たちが掘った川が流れています。
その川の上流で2歳児の子どもたちが,先生と一緒に水や砂を手にしながら「水遊び」を楽しんでいました。
A君が砂と水を両手ですくって,それを先生に「見て」と差し出すと,先生は「気持ちがいいね」と答えます。するとA君は満足そうに,そして,安心したように再び地面に向かって砂と水に触れながら遊び始めました。
子どもたちは遊びを通して身近な環境に触れながら,このように様々な「気持ち」に出会います。その時に保育者が「それ気持ちがいいね」と共感することで,子どもたちは自分の気持ちを受け止めてもらえたことに安心し,自分の行為に自信をもって次に進んでいきます。このような体験の積み重ねが,子どもたちの主体性を育んでいきます。
砂や水にたっぷり触れることができるこのような「水遊び」は,子どもたちにとって自分のしたいことを手にできる楽しい遊びのひとつです。(園長)
2018年4月20日|植草 弁天こども園