１月１３日（木）園庭を使用して【かまどパーティー】をしました。最近では火を見る機会も減っていることから肌で火の温かさを感じることができればと思い計画しました。今回は、もち米と一緒に野菜を蒸すことにし、そら組（５歳児）に何の野菜を蒸したいか、そしてどんな味付けにしたいのかを相談してもらいました。すると沢山の意見があがり、その中から “ブロッコリー” “レンコン” “ジャガイモ”の３種類に決めました。
朝から「かまどパーティー楽しみ♪」と登園してくる子も多く、かまどに火がつくと煙の臭いに誘われるかのようにウッドデッキへ出てくる子もいました。そして、各学年毎にかまどを囲んで見ると、火を見て「パチパチ音がするね」「薪が黒くなったのは墨なんだよ」と感じたことや知っていることを語る子や「あたたか～い」と手を火の方にかざすなどの姿も見られていました。実際に、切った野菜を子どもたちに見せると、ジャガイモがリンゴに見えたようで、どのクラスからも「あっ！りんごだ！！」「おいしそう」と声があがり、切った状態の野菜を見る機会もあまりないのだと感じました。もち米を見ると「色が少し違う（いつものお米と）」「形も違うかも」等、普段食べているお米もしっかりと見ているのだなと思いました。出来上がった野菜や、もち米を見せると「いいにおい」「いつものお米が炊ける（４，５歳児クラスお部屋で毎日ご飯を炊いています）匂いと全然違う！」という子もいて、とても興味深く観察する姿が印象的でした。何度も「おいしくな～れ」と呪文のように唱える姿もとても可愛かったです。
味付けは、塩、しょうゆ、マヨネーズ、みそ、そしてなんと砂糖・・・大人の感覚では選ばないであろう砂糖の登場でしたが、意外にも人気があり、しょうゆ砂糖にしてブロッコリーにつけて食べると美味しいとのことでした。機会があったら是非お家でも試してみてください。
昨日の楽しかった話しから、園庭へ出ると木を集め薪に、そしてバケツをお釜に見立てる等子どもたちの発想はとても豊かで “かまどパーティー第２弾” を楽しみました。昨日にはないメニューで、“帆立とかまぼこのご飯”等、更にイメージを膨らませて遊びこむ姿に日々の保育の中では味わえない貴重な体験となったのではないかと感じました。
