毎月1回、職員会議があるのですが、その中で2歳児の保育室の環境について話題になりました。
保育室のロッカーや机の設定をかえたり集中して遊べる指先遊びを増やしたりしたところ、以前に落ち着きがなかった雰囲気が改善され、子どもたちが好きな遊びを選んで楽しめるようになった、という報告がありました。
また、話し合うなかで、虫や生き物が好きな子が多いから、クラスに観察できる場所を設けたらいいのではないかという意見が出たり3歳以上児の生き物のいるクラスに遊びに行けばいいのではないかという意見が出たりしました。
その話し合いを受け、5歳児の担任が早速、虫探しをしていた5歳児の子どもたちに提案し、2歳児の保育室に見つけた虫を見せに来てくれました。
黄色いてんとう虫と小さなバッタが入った虫かごを持ってきて「ココにバッタがいるよ」と教えてくれたり「こども園の畑のそばにいるんだよ」と教えてくれたりしました。
2歳児の子どもたちにとってもうれしい時間となりましたが、5歳児の子どもたちも、小さい子の前でいろいろと教えてあげたり話してあげたりしていい経験になったようで、とても満足した表情でした。
それぞれのクラスにとどまらず、園全体で子どもたちを見ていく、ということが実践されたエピソードであり、今後も職員同士での意見交換を大切にしたいと感じました。
2021年7月8日|植草 弁天こども園